昔、知り合いが「ダイヤモンドリース」というところからお金を借りて大変な取り立てにあっていました。日中も夜間のしつこく取り立てされたり、あげくの果てには会社にまで来たりしていました。最近はダイヤモンドリースという名前は聞かなくなったのですが、どうなっているんでしょうか。(参考ページはこちら→金融業者をお探しの方へ

ダイヤモンドリースはもう存在しません

ダイヤモンドリースという消費者金融はすでに廃業となっております。1990年代にかけていわゆる「闇金融」と言われていた業者です。当時の資料を見ると、かなり取り立てが厳しかったようで暴力団まがいの行為も平気で行っていたようです。一説によると自己破産した人にでもお金を貸していたようで、悪徳業者と言わざるを得ません。

現在は、法律による規制によりそのような闇金融がのさばる時代ではありませんが、あなたがお金を借りる場合は必ず「返済が可能かどうか」「返済計画はきちんとできているか」をしっかりと確認することが大事です。いくら消費者金融の審査に通ったからと言ってお金を借りれたとしても、借りた物は返すのが常識です。

ここで、サラ金を規制する法律について簡単にご説明します。それは「貸金業規制法」です。昭和58年(1983年)に公布・施行された法律で、平成15年(2004年)にいわゆる闇金融を取り締まるために規制強化をする法改正が行われました。平成18年(2007年)に、貸金業の適正化などを目的に同法律が改正されました。

主なポイントは3つです。1つ目は違法な金利での融資や取り立てを禁止するために消費者金融は「登録制」となりました。例えばAという消費者金融がB県で開業するためにはB県の都道府県知事に登録申請しなければなりません。またAがB県だけでなくC府にも開業するためには内閣総理大臣に登録申請しなければなりません。またいったん登録されたら3年ごとに更新を受けなければなりません。不正な手段で登録をした場合や無登録業者には懲役または罰金、もしくは懲役と罰金の両方が課せられます。

2つ目は総量規制です。借り過ぎや貸し過ぎを防ぐために、年収の3分の1までしか借入ができなくなります。このため年収が240万円の場合は80万円までしか借りることができません。また複数の消費者金融から借りる場合も合計で80万円までしか借りることができません。つまりA社で50万円を借りたら、他の業者からは30万円までしか借りることができないのです。(参考ページはこちら→借りられるお金には限界がつきものです

3つ目は悪質な取り立ての規制です。日中夜間問わず、悪質と思われるような取り立ては法律で禁止されております。暴力まがいな取り立て、大声での取り立て、多人数でのおしかけなど、顧客にとって不利益となるような取り立ては規制の対象になっております。しかし、顧客はお金を借りているという負い目から泣き寝入りするケースが多いです。被害に遭われた場合は、専門家や弁護士、行政機関などに相談をすることをお勧めします。また訴訟になった場合で、悪質だと判断された場合には、業者には行政処分がなされます。

ダイヤモンドリースとサラ金の特徴について

ダイヤモンドリースからお金を借りようと考えてる人もおられるかもしれません。ダイヤモンドリースからお金を借りる場合は、どんなことがポイントになるのでしょうか?

それは、サラ金からお金を借りるということです。借入ができるところは他にもありますが、サラ金にはそれ特有のメリットやデメリットがあります。利用の前にそこを注意深くチェックしておくことが大切です。

まずサラ金のメリットについてみてみましょう。メリットにおいて最大のものは、審査基準が優し目であるということです。これは審査が誰でも通りやすいという意味ではなく、審査の方法がシンプルであるといっていいでしょう。サラ金のような消費者金融の場合、重要視するのは本人の返済能力と回収性であって、その他の属性についてはそれほど厳しくジャッジすることはありません。審査するところがシンプルなので、それだけハードルが低く、結果として属性の低い人でも審査に通過しやすくなるのです。消費者金融の場合、雇用形態がアルバイトでもパートでも、派遣社員でも審査に通ることはできます。

また、利便性の良さも消費者金融のメリットの一つです。特にその中でも、申込み方法の多彩さは目を見張るものがあります。消費者金融の融資の申し込みは、もちろん店頭でも行えますが、それ以外に携帯電話、スマートフォン、インターネットからでも行うことができるのです。いろいろな端末から融資の申し込みができる利便性、さらには時間や場所を選ばないということもあります。基本的に365日24時間対応、土日、深夜でも対応しているところがほとんどなのです。

さて、サラ金にはデメリットもあります。それは、金利が高いことです。実際の利率は業者によって異なりますが、消費者金融は全体に銀行と比べても金利が高いことで知られています。この金利負担をどうやりくりするか、それが利用者によっての課題となることでしょう。

ダイヤモンドリースを利用するときは、ぜひこうした特徴を知っておくようにしましょう。