現在は雇用保険で暮らしている38歳の男性です。3か月前に一身上の都合で会社を辞めました。が、すでに次の転職先は内定しています。

ところでかなり昔になりますが、一度だけワイドと言うサラ金でお金を借りた事があるのです。丁寧な対応で即日融資してくれたのでサラ金のワイドに対しては良い印象を持っています。
(⇒即日対応が可能な借入先

そこで久しぶりにワイドでお金を借りたいと考えているのです。で、サラ金のワイドの現状はどうなっているのでしょうか?教えてください。

ワイドは実質的には廃業状態と言えます

わかりました。あなたの質問に答えてみましょう。サラ金のワイドは中堅のサラ金でした。サラ金のワイドは某大手サラ金の子会社となった後に、また別会社の子会社となって名前も変えて融資業務を続けていました。
(⇒中堅消費者金融の魅力

サラ金ワイドが融資業務をしていた際の口コミ情報を眺めると、あなたが言うようにサラ金ワイドに対する評判はなかなか良かったと感じ取れますね。特に目に付くのは、「ワイドの電話対応がとても丁寧で親切であった…」と言う事です。(参考ページはこちら→借り入れを使うなら口コミを活用してみよう

また、融資可能となれば即お金を貸してくれるようなスピード融資も高い評価の一因となっているようです。さらに、「たくさんのところで断わられたのにサラ金ワイドだけ融資してくれた…」との体験談も認められます。

他方で、もちろんワイドに対するネガティブな感想も散見できます。しかし、利用者の満足度が64%という数字は、サラ金ワイドがかなり評価の良かったサラ金であったことの証明だと受け止められます。

他方、サラ金ワイドの現状ですが、親会社となった某大手サラ金が行政処分を受けたことが大きな衝撃となったようであり、そのために別会社の子会社となり「ワイド」から名前を変えて融資業務を続けてきたのですが、平成22年6月の貸金業法改正によって過払い金返還の訴訟が相次いだことでそのための資金繰りが悪化して現在は融資業務を停止しているみたいなのです。

その一方で、これまでの借入額の返済は受け付けています。また、過払い金返還請求に対するサラ金ワイドの対応は、芳しくないようですね。たとえば、過払い金返還請求の訴訟を起こしても過払い元金の5%程度しか返済できないようで、ほぼ多くの方が云わば泣き寝入りの状態で過払い金返還の和解に至っているようなのです。

以上の事から、サラ金ワイドは現在は融資業務をしておらず、借り入れの返済と過払い金返還請求に対して応じているだけとなっています。実質的には廃業状態と言って良いのではないでしょうか。

サラ金のワイドを利用するときのチェックポイント

サラ金のワイドでお金を借りたいと思ってる方もおられるかもしれません。ワイドはサラ金、つまり消費者金融ですが、消費者金融には特有の特徴やメリット・デメリットがあるため、利用においてはその点を把握しておく必要があります。

消費者金融の特徴はいくつもありますが、まず総量規制の対象になるということを覚えておくとよいでしょう。総量規制とはなにかといえば、利用者の融資制限のことです。つまり、一度に借りることができるお金に限度があるということです。

総量規制ではこれが、申込者の年収の3分の1までとなっています。したがって、300万円の年収の人なら、一度に受けられる融資額は100万円までとなります。これが総量規制の概要です。総量規制の対象になる金融業者においては、大口融資が受けられないこともあります。よってその場合は、総量規制の対象にならない銀行を利用することができるでしょう。

さて、サラ金の他の特徴としては、審査基準が優し目であることです。このことは、2つのメリットを利用者にもたらします。

1つは、属性が低くても審査に通りやすくなること、もう1つは、即日融資が可能になることです。審査基準が厳しいと、雇用形態が正規じゃないだけでアウトになることもありますが、消費者金融の場合は正規雇用じゃなくても、安定した収入があればパートでも審査に通過することができます。

また審査基準が優し目なことで、審査スピードが速くなるので、その分、即日融資が行いやすくなります。審査基準が厳しいと、どうしても審査に時間がかかってしまい即日対応が難しくなりますが、消費者金融ならこの点で問題ありません。今日申込んで今日融資が受けられる、そんなスピード融資も可能にするのが消費者金融なのです。

さて、消費者金融では大口融資は難しいと述べましたが、契約後、増額審査に通れば利用限度額を上げてもらうことができます。増額審査の基準は、初めの申込時の審査と同じです。収入、勤務先、借入、信用情報などが審査項目になります。こうした点もぜひチェックしておきましょう。