サラ金って基本的には複利での計算と考えていいですよね?複利で計算をすると、放置していたらすごいたくさん金利が多くなっていきますし、毎年毎年複利計算であれば、サラ金の返済が厳しいと思うのです。だから単利計算のものがあればありがたいのですが、そういうものはないのでしょうか。

最近定期預金をするときに複利計算ではなく単利計算のものがあるということを知りました。ということは単利計算での借り入れをすることができるところもあるのではないでしょうか。もしあれば、そういったサラ金を教えて守られると幸いです。
(⇒融資で利息が気にされる理由

まず複利計算以外のサラ金は存在していないだろう

複利計算だからこそのサラ金という点を考えるとなかなか定期預金のように単利計算の物を見つけるというのは難しいと言わざるをえません。複利だからこそ儲けられるし、多くの業者が参入して稼ごうと思うものです。もし仮にこれで単利でしか借入をしないというようなことがあれば、それこそ業者が一気にやっていけなくなって、総量規制どころの騒ぎではなくなるでしょう。(参考ページはこちら→総量規制で制限されるのは限度額?

もし仮に単利となった場合には少し利用者としても問題があります。それは毎年毎年で再契約をする形になる可能性があるからです。単利ですから毎年利率を再計算することになるわけです。複利でももちろん年間に1回は計算することになりますが、単利であれば計算されるとほとんど利息を払わなくていいくらいの金額になることもあります。そうなれば1年ごとに契約を切られてビクビクしながら借りないといけません。

借入年数の契約以外にも、消費者金融にしてもサラ金にしても複利で問題はないというのが基本的な考え方になっています。なぜなら複利であろうがなかろうが、元金を減らしているのであれば複利も単利も気にならないからです。金利が減っていて毎年1年に1度計算をするなら、必ず次の金利というのは減っているからです。金利が減るなら全く借り手側にとっては問題がありません。

ですから借入に関して、消費者金融でも銀行系カードローンでもサラ金でも、基本的には金利を複利ではなく単利で計算しているというところはありません。あったとしてもそれは全く意味が無いことですし、利用者にとっては1年毎に利用できなくなるということもありますから、利用者にとっても複利のほうが実は良かったりします。

この辺りは見解が人によっても分かれるので、いいか悪いかは自分で判断してもらうしかありませんが、少なくともちゃんと期限通りに返済している人で複利だから困る、と思っている人はほとんどいないと思いますよ。

サラ金における「複利」の意味とその条件って?

サラ金では様々な条件で貸し付けが行われるようになっていますが、条件の中でも特に消費者が気にするのが「利息」についてです。借りたお金を返済する際には必ず利息を付けて返済をする必要がありますから、サラ金と契約をするのであれば必ずチェックしなくてはなりません。ではこの利息を考える際に知っておかなくてはならない用語の一つである「複利」とはどういったものなのでしょうか。

この複利とは利息計算方式の一つであり、サラ金ではほぼ間違いなくこの方式が採用されています。この方式はどういったものなのかと言うと、利息計算を「元本」と「すでに存在する利息」の二つを加算したもので行うという方式になります。例えば最初に1万円を借り、一年後には20%の利息がかかるという状態だと、一年後には1万円と、利息に当たる2千円を合わせた1万2千円を返済する必要があります。
(⇒融資利息にも適正値がある?

ですがここからさらに一年後に返済をしたいというような場合になると、利息はこれよりも多くなります。そして複利形式では1万円と「1万2千円をベースとした20%」が利息として計算されるようになるのです。つまり年利20%の利息を設定されている複利方式で1万円を借り入れて、二年後に返済するというような場合には1万円+2000円+1万2千円×20%という式で返済額を求めることになり、返済総額は1万4400円ということになるのです。

つまり複利形式は利息計算がおこなわれるたびに支払うべき利息が増えていく方式として説明することができます。一度の返済金額を小さくして、何度にも分けて返済を繰り返していくほどに最終的な支払総額が増えてくることとなりますから、サラ金からお金を借りるという際には必ず知っていなくてはならない用語です。
(⇒返済の方法を把握しておこう

こうした金利を設定されている借入をするというような場合には、自身が今後どれだけの利息を支払っていくことになるのかをしっかりと意識していく必要があります。

【参考ページ】
融資の利息計算方法について