最近はサラ金もなんだか明るいCMばかりで昔のような陰湿なイメージがなくなったように思います。その昔、住宅地などのいたるところでマルフクという赤い看板を見かけましたが、今思えばあれもサラ金だったのではないでしょうか。今はめったに見かけなくなりましたが、マルフクというサラ金は今もあるのでしょうか?

昔あったマルフクというサラ金は今もありますか?

僕も覚えています。赤に白字で書かれた看板ですよね。トタンの壁によく貼られていたように思います。マルフクのホームページは存在しますが、機能しておらず現在は営業はしていないようですね。

元々電話担保金融業者という電話の加入権を担保にお金を借り入れできるというシステムの会社だったようですが、固定電話を持つこと自体に価値がなくなってしまった現在では事業を運営していくことは難しくなったのでしょう。(参考ページはこちら→固定電話は今でも融資で大事な事も

とは言え、日本のサラ金業界を引率したという意味では大きく貢献したと言える会社ですね。大阪で創業された会社で1980年代には全国にあれだけの知名度を誇っていたというのはすごいことだと思います。

携帯電話の普及に伴い、一人暮らしなどでは固定電話を付けない人も増え、確実に電話の加入権の価値は下がってきた2005年に電話担保事業からは撤退し、アメリカに拠点を置くシティグループという金融事業を行う会社に資産の大部分を売却いたようです。(参考ページはこちら→銀行と関係する金融業者は多い

「生活キャッシング・振込ローン」として新たに事業展開を試みるもうまく波に乗れずに断念したみたいです。2005年と言えば、その翌年の2006年には総量規制が施行されるなど、サラ金に取って厳しい時代が始まろうとしていた時で、その後様々な規制が厳しくなり、グレーゾーン金利の禁止など、多くのサラ金がの軒並み倒産を余儀なくされていくことを考えるとタイミングが悪かったとしか言いようがないでしょう。

2005年にマルフククレジットというグループ会社に貸金業の権利を事業継承させ、その後マルフククレジットはマルフクへと名前を変更します。元々のマルフクは株式会社ヴァンテージ・キャピタル・マネジメント・ジャパンと社名を変更し、更に株式会社ヴィラージュ・キャピタルと改名しています。

全盛期は全国いたるところに赤に白字の看板が取り付けられ、CMにも有名人を起用して止まらぬ勢いだったマルフクも、当時の拠点だった大阪の事務センターも閉鎖されて住宅地となっており、取り残された看板が残るだけとなっていますね。昭和の懐かしい思い出といった感じでしょうか。

サラ金マルフクの利用上のポイントについて

サラ金のマルフクからお金を借りようと思ってる人もいるかもしれません。マルフクを利用する場合は、サラ金の特性をよく勉強してからにしなければなりません。

サラ金すなわち消費者金融というところは、利用者にとってメリットもたくさんありますが、デメリットもあります。その両方を知っておけば安全な利用ができるので、事前にそれをチェックしておきましょう。

まず消費者金融のメリットですが、何をおいても利便性の高さを挙げることができるでしょう。例えば、申込みの仕方について考えてみてください。従来、サラ金からお金を借りるときは、直接店舗に出向くか電話で申込みを行う必要がありました。しかし今はそんな必要はありません。どこでも持ち歩く携帯電話やスマートフォンからでも申込みができますし、インターネットに繋がる環境さえあればパソコンからでも申込みができるのです。しかも、土日深夜でも大丈夫、審査スピードは迅速なため、即日対応・即日融資も可能です。

さらに、審査基準が優し目であることもサラ金のメリットです。消費者金融ではスピード融資を重視しているため、審査にあまりながい時間をかけることはできません。なるべく早く審査を終わらせる必要があるため、必然的に審査が基準が緩くなる傾向にあります。したがって、属性があまり高くなくても、あるいは正規雇用でなくても審査に通過することができます。

消費者金融にはこうしたメリットがありますが、一方、デメリットにも注意を向けておかなければなりません。消費者金融のデメリットとは、利息が高いことです。

借入期間が長くなる場合は特に注意が必要ですが、金利負担だけで手いっぱいとなってしまい、元本がなかなか減らないという事態に陥る危険もあります。それどころか、そのまま多重債務者になってしまうこともありますので、利用前の金利計算はしっかり行っておかなければなりません。また、WEB申込みができるなど利便性がいいことから、つい借り過ぎてしまうことのようにもしなければなりません。

費者金融の利用にあたっては、メリット・デメリットを両方バランスよく見ておきましょう。