サラ金の審査と、銀行の審査の違いについて聞いてみたいのですが、具体的に何か違いというのはありますか?あまり銀行の審査自体を知らないのでなんとも言えないんですが、銀行でも借り入れをするときに個人でフリーローンを借りたりしますよね?サラ金とは違う審査のやり方をするのでしょうか。

サラ金も消費者金融や銀行系カードローンとの審査に違いがあるっていう話も聞いたことがあります。サラ金の審査と、銀行の審査の違いは具体的にどのようなものがあるんでしょうか。同じなのでしょうか。
(⇒金融業者の審査基準はみんな異なる?

サラ金は今を大事にするが銀行は将来を大事にする

これはひとつの傾向ですが、一般的に専門家の間で言われているのはサラ金というのは今を大事にするということです。逆に銀行というのは将来を大事にすると言われています。そのため、見方が全然違うので銀行とサラ金では審査の厳しさも違うし、サラ金のほうが通りやすいというのもこの傾向が関係しているのではないかと考えられます。

まずサラ金というのは今どれだけの借入をしているのか、今どれだけのお金を稼いでいるのか、今結婚しているのか、今どういう仕事をしているのかということを気にすると言われています。収入や職業、そして他社借入があるかどうかによって借り入れについて、非常に大きな影響を持っていると言われています。サラ金は今が大事なので、十分な収入や信用を示すことが重要です。
(⇒収入が少ないとやっぱり厳しい?

次に銀行についてですが住宅ローンを見てもらえればわかりますし、会社の融資にしてもそうですが、今よりも将来的にどういうお金を生み出すのか、ちゃんと返済をしていけるのか、それが10年20年続いても大丈夫かということを気にしています。ですからいま瞬間的にお金を沢山持っているというよりも、出世するかどうかや返済が続けられるかなど、職業を重視してみたりするのです。

つまりこのような傾向がサラ金の審査と、銀行の審査の違いにはあるというわけです。もちろんサラ金の審査と銀行の審査であればサラ金のほうが通りやすいです。これはそれだけ今を見るときのハードルが低いからですが、銀行の場合は将来を見るときのハードルが非常に高いのです。借入金額も数十万円と数千万円の違いがありますから、ハードルが銀行のほうが高くて当たり前、といえます。

一応の違いとしてはサラ金の審査では今を見ている、銀行の審査は将来的な返済も見ていると考えてもらえればいいでしょう。何十年も先の返済ができるかなんて普通はわかりませんが、銀行のフリーローンを使う時はきにした方がいいと思いますよ。

サラ金の審査と、銀行の審査の違い、それぞれ何をチェックする

キャッシングを行う際には、必ず審査があります。これは銀行でもサラ金でも同じことですが、それぞれチェックする部分が少し違ってきます。

まず銀行では最も重要な項目は仕事関係になります。まず働いていることが大前提で、そこから勤務先の情報や勤務期間、雇用形態、年収などをチェックしていきます。

キャッシングなどの返済は毎月分割で行いますので、申し込みがあった時だけなく、その後にもしっかりとした収入が見込めるのかをチェックしなくてはなりません。

ですので勤務期間が長い方が安心ですし、公務員といったリストラのない業種や大手企業といった倒産のリスクが低い企業の方が高評価となります。

そのほかに銀行が見ている部分は住居形態やその他の借り入れなどになります。これらを総合して判断をしていきます。ではサラ金はどういった部分を見ているのでしょうか。

とは言ってもサラ金は銀行とそれほど違いはありません。なぜかというと、銀行は本来お金を貸すことが本職ではありませんので、お金を貸す業務に関しては素人となります。

ですのでサラ金いわゆる消費者金融と提携を組んで、そのノウハウを使用しています。ですので審査に関しても違いはないのです。ではサラ金の審査と、銀行の審査の違いとは、どのようなところなのでしょうか。

サラ金には総量規制と呼ばれる法律があります。これは借金で破産する人を減らす目的で制定された法律で、これによりサラ金では年収の3分の1以上の金額を貸すこと禁じられています。

そのほかの業者から、すでに借り入れがある場合には、サラ金から借りることは出来なくなります。例えば年収が300万円の方がすでに100万円の借り入れがあった場合には、その方はサラ金から借り入れることは出来なくなります。

しかしこの総量規制は銀行には適応されません。ですので上記の例の場合であっても銀行ならば借り入れることができる場合がございます。サラ金の審査と、銀行の審査の違いの最大の部分は、この総量規制の対象か対象外かという事になります。