今年の春に大学を卒業して保険会社に入社した新入社員1年目の男性会社員です。いままでサラ金は利用したことがありません。でも、今度、消費者金融を利用してお金を借りてみようと考えています。

が、先日に会社の先輩に「サラ金って消費者金融のことだぞ！…」って言われたんですよ…。「サラ金」って言う言葉の響きにはあまり良いイメージは持っていなので、先輩の話を聞いたら少し消費者金融を利用することに不安を感じてしまいました。

そこでサラ金と位置付けられるような金融会社でお金を借りても安心なのでしょうか？教えてください。

サラ金でお金を借りても安心ですよ！

わかりました。あなたの質問に答えましょう。まず最初に言えば、会社の先輩が言うように、実は今の消費者金融はすべて「サラ金」と言い換えても良い事なんです。つまり、かつてサラ金と呼ばれていたものが、消費者金融と呼ばれるようになったと言う訳なんです。

それゆえ「サラ金＝消費者金融」と捉えても良いと思います。消費者金融と呼称されるようになった理由としては、かつて「サラ金地獄」との言葉が社会に蔓延したことでサラ金は、ある種の社会悪として見做されてしまう社会風潮が定着したからなんです。

そのことからサラ金のもつネガティブなイメージからの脱却を図るために「消費者金融」と呼ぶようになったのです。しかしながら、ここでひとつ注意して欲しいのは、単に呼称を変えてイメージを変えただけではないと言う事なんです。

それはかつての「サラ金」がしていた“高金利で貸しまくる”といったようななかば無原則で利益だけを貪る無節操な融資による弊害を一切排除した、健全で堅実な融資を旨とした「サラ金」としての質も変化したと言う事なのです。
（⇒高利貸しは今では違法）

それゆえ、かつてのサラ金と現在のサラ金は、言葉は同じでもまったく別ものと断言できるのです。そして、呼称も質も大きな変化を遂げたことで、今日の「サラ金＝消費者金融」は、誰でも安心して安全な借入れが可能になったと言って良いのです。

もうひとつ言わせてもらえば、「サラ金」とは“サラリーマン金融”の略称であることから、会社員がお金を借りるために利用する金融機関はすべて「サラ金」と言っても良い事なんです。

ただし、銀行だけはサラ金の融資業務が規制される貸金業法ではなくて銀行法によって規定されることから「サラ金」とは言えません。換言すれば、貸金業法で縛られる金融機関はすべて「サラ金」と考えて良いのです。

また、「サラ金」のイメージとしては中小消費者金融、特の街金融のある種の代名詞として使われていた感が強いのです。そのことから中小消費者金融や街金融は、未だサラ金のイメージが割と色濃く感じ取れる存在かもしれませんね。

でも、そのようなイメージが残っている中小消費者金融や街金融でも、先の指摘のように平成22年の貸金業法の改正によって、かつてのサラ金とは実態も内容のまったく別ものなので安心で安全に利用できます。

また、かつての「サラ金地獄」を具現化するようなサラ金は、貸金業法の改正によって、そのほとんどが淘汰されてしまったと言って良いのです。そのことから現存している合法で正規の街金融ならばまったく安心です。

そして、もちろんテレビCM等で知名度の高い大手サラ金、つまり大手消費者金融なら銀行と同じような全幅の信頼を置いて利用できると言って良いのです。