昔はよくレイクでお金を借りていました。昔よく利用したり看板をよく見たサラ金を全く見かけなくなりましたが、レイクは今も残っていてがんばっているのだなと思います。最近、レイクに新生銀行と表示されているのを見るのですが、レイクは銀行になったのでしょうか？もしくは新生銀行の傘下に入っただけで、今もなおサラ金なのでしょうか？（参考ページはこちら→銀行カードローンの定義とは）

誰か教えて！新生銀行と書かれていますが、レイクはサラ金ですか？

レイクは今はサラ金ではありません。新生銀行の専用カードローンとなっています。２００８年に新生フィナンシャルが当時サラ金だったレイクを買収して２０１１年より新生銀行の専用カードローンのブランドとして名前はレイクのまま展開していくこと発表しました。

サラ金は貸金業法が適用されますが、新生銀行の専用カードローンになったことで銀行法が適用されるようになりました。サラ金ではないという一番の理由はここにあります。ちなみに、アコムやプロミスなどの大手サラ金もメガバンクの子会社になっていますが、いうならばサラ金のままで貸金業法が適用されています。

貸金業法から銀行法適用になったことで大きく変わったことがもう一つあります。それは、サラ金は総量規制の対象にありますが、銀行法が適用されるレイクは総量規制の対象にはならないということです。

総量規制とは、個人の借り入れを対象にした法律でサラ金での借り入れ総額が年収の３分の１を越えてはならないというものです。これは、１社あたりの借り入れ総額を指すのではなく、一人あたりの借り入れ総額が年収の３分の１を越えてはならないというものです。

２００６年に施行された総量規制により今まで個人の返済能力を超えた貸し付けを行っていたサラ金などは経営状態が悪化し、廃業する会社も続出しました。サラリーマンだけではなく、主婦や学生なども多額の借り入れを行い自己破産する人が増えたことも総量規制施行の要因の一つです。

２０１０年にはグレーゾーン金利の撤廃というこれもまたサラ金業者に取って厳しい法改正が行われます。グレーゾーンとは、利息制限法では金利の上限が２０％を超えると２０％を超えた分の金利については支払わなくてもよく、２０％以上の金利を取った場合は罰せられるという法律に対し出資法では２９％までの金利が認められ、利息制限法の上限金利と出資法の上限金利の差のことをグレーゾーンと呼んでいました。

サラ金はこの方の抜け穴を利用して２９％までの金利を取っていましたが、グレーゾーン金利の撤廃によりそれができなくなってしまった上に、過去１０年にさかのぼってグレーゾーンで取られていた金利を過払い分として返還請求ができるようになり、多くの人が過払い返還請求訴訟を起こし返金によって資金が回らなくなり倒産する業者も続出しました。

その時に大手のサラ金はメガバンクの子会社になり、サラ金のまま営業を続けています。レイクだけが銀行専用カードローンとなって営業しているといことです。