昔、アエルというサラ金でお金を借りていました。もうとっくに完済はしていますが、最近は過払い請求の話をよく耳にするので、ひょっとしたら自分も過払い請求できるのではなかと思っています。
(⇒過払い防止には利息を見るべし

しかしながら、どのようにすればいいのかよくわからないのでアエルに連絡してみようと思うのですが、アエルという会社は今もあるのでしょうか?

昔、アエルというサラ金でお金を借りていましたが、今もありますか?

アエルというサラ金は2008年に民事再生の申し立てを行って、2009年に破たんしましたね。会社自体はまだあるのかよくわかりませんが、事実上の倒産といったところでしょうか。過払い請求をされても返ってくるかはわかりませんね。

アエルは元々山一物産株式会社として設立され、日立信販株式会社として営業していた会社ですね。その後、名前については訴えられて改名を余儀なくされ、アエルに変更しましたが、それも別会社から訴えられたみたいですね。結果的には大丈夫だったみたいですが。

過払い請求については、最後に支払った日から10年間は請求が有効です。返還率が5%ことなので請求しても徒労に終わるかもしれませんが、請求したいのであればされると良いでしょう。

現在は債権が ネットカード、エヌシーキャピタル、J.P.モルガン信託銀行などに譲渡され、さらには債権回収代行業者の間をたらい回しにされているようです。元々悪質業者であり、最終的には過払い請求訴訟による経営悪化が元で倒産に追い込まれたみたいですね。

民事再生の企画の際、3年計画で再生を行っていたこともあり、再生計画の認可が下りた2009年から3年間の2012年までは支払いは行われたようですが、その後の請求についてはどのように対応されているかはわかりません。まだ過払い請求の受け付けはやっていて、返金もされるようですね。

自分が過払い請求ができるかどうかがわからないとのことですが、手元に当時の取引の履歴みたいなものがない場合は、やはり弁護士に相談された方がいいでしょう。弁護士の先生であれば必要なものをすべて揃えてくれるのでスピーディにことが運びますよ。しかし、返還されても返金額の6.812%しか返ってこないとのことなので、相当な返金額がないかぎり本当に微々たるものだと思います。

また、アエルから債権譲渡を受けたと言って返済請求の連絡してくる怪しい業者もかなり多く、被害者も出ているようなのでお金は諦めて何もしな方が得策かもしれませんね。
(⇒怪しい金融業者にだまされない為に

サラ金アエルの利用上のポイントをチェック

サラ金といえばアエルですが、このアエルを利用したいと考えてる人もおられるかもしれません。

サラ金であるアエルを利用するときのポイントは、全部で4つあります。それは、審査について、総量規制について、返済方法について、利便性についてです。

まず審査については、どんな審査項目があるかを知っておくべきでしょう。どんな審査項目があるかが分かれば、自分に利用資格があるかどうかも分かりますし、どの属性を高めればいいかも分かります。審査項目となるのは次のようなものです。

現在の収入状況、現在の借入状況、信用情報、勤務先の規模、家族構成、居住形態などです。基本的にサラ金の審査では収入の安定性が重要ですが、重大な金融事故を起こした履歴があると、それだけでアウトになることもあります。

さて、次に総量規制について考える必要があります。消費者金融は総量規制の対象となります。これはなにかといえば、借入できる金額に限度があるということです。

総量規制においては、申込者の3分の1までしか借入ができないことになっています。したがって大口融資希望者には向いていないので、この点を注意する必要があります。大口融資を希望する場合は、総量規制の対象にならない銀行を利用することができます。

次に、消費者金融での返済方法についても考えておきましょう。これも重要なポイントです。返済方法には、窓口返済をはじめ、自動引き落し、ATM返済、コンビニ返済、インターネットからの返済があります。どんな返済方法を選択するかで、利便性も変わってきますが、借金に対する自覚も変わってきます。

例えば、窓口返済は利便性はあまり良くありませんが、直接手渡しで返済することにより借金の自覚を保つことができます。このような返済方法の選択についても注意深く考えるようにしましょう。

もう一つ大事なことは、利便性です。今の消費者金融では、無担保・無保証で利用できることや、WEB申込みができるなど、利便性の高さが際立っています。ところが、利便性に気を取られてばかりいると、借金に対する現実感を失ってしまいがちになります。そうした気持ちのルーズが借り過ぎに繋がることもあるので、この点は注意しなければなりません。

以上、サラ金アエルを利用するときの4つのポイントでした。