昔、銀行で住宅ローンを組んでいたのですが、支払えなくなりどうも首が回らなくなって、結局自己破産する事になってしまいました。家を失っただけではなくこれから先も融資が受けられなくなるという事で、質素な生活を余儀なくされました。幸い一人暮らしだったので一家離散みたいな酷い事にはなりませんでしたが、やっぱり計画性が無い人間が住宅ローンなんて組むものじゃないですね。今はアパート暮らしですがそんなに悪く無いです。

そしてつい最近なのですが、ちょっと欲しい物が出来てしまい、質素な生活をしていて一括では買えなかった私は融資を受けたくなりました。だけども自己破産をした身なのでまだ銀行で借りる事はできないでしょうし、どうすれば…と思っていたら「サラ金なら審査が簡単」という話を聞き、そちらから借りようと考えていますが、どうでしょうか？

サラ金は審査が簡単で誰でも借りられるなんて話を聞いていますので、自己破産後でも大丈夫だったりしますか？自己破産したとはいえ融資を必要としている人は多いでしょうし、サラ金が対応してくれるというのであれば需要は高そうですが…。

10年くらい経過していると借りられる可能性が出てきます

住宅ローンを組んだのは良いものの、結局払えなくなり引き払うことになった…そういう家庭が実はとても多いです。特に、十年と少し前までは景気も良くその時の予定で組んだ人にそういう傾向が多く、ここ数年で経済が悪化していった事の裏付けが出来ていると言えるでしょうね。ゆえに、そうした計画のぶれが出来るだけ少ない余裕のある方針で組まないと住宅ローンは失敗すると言っても良いでしょう。

自己破産をすると家が無くなるという事もありますが、一番困るのはその後に借金が出来なくなる事かもしれません。ただし、その期間というのは永遠ではありません。ずっと借りられないとなると以降また家を買おうとすると、必ず一括払いという厳しい制約が課せられる事になります。住宅の一括払いだと一千万以上要求されるのがほぼ当たり前ですので、普通の生活をしている身分だと厳しいと言わざるを得ないでしょう。

サラ金が使えるかどうかに関しても同じで、大体自己破産から10年経過していると普通に融資が使えるようになると言われています。10年というのはあくまでも目安であり多少前後している事もありますが、もしも質問者さんがそれくらい経過しているというのなら、サラ金だけじゃなく銀行でも借りられるかもしれません。

逆に10年経過していない場合、自己破産したという記録が残っており、それは融資の審査の時に必ずチェックされます。そんな記録があると間違い無く融資を使う事はできず、サラ金として審査に落とすでしょう。所謂ブラックリストの重度みたいな状態であり、こうなると特に簡単と言われている中小サラ金とて借りる事は困難です。
（⇒自己破産などの情報はどこに残る？）

もしも10年経過していないなら、今回は融資を諦める方が良いでしょうね。