サラ金って聞くと、とても怖いイメージがあります。返せなくなったらどうしようとか、ちょっとでも返すのが遅れると家にコワい人が来るのかなと思うと、とっても不安です。でもテレビでCMを見ると好きな芸能人が出てるし、お給料日前にお金が足りなくなったときに利用してみたい気持ちもあります。実際はサラ金って怖くないですか?どんな危険性があるの?

賢く利用すればよいですが、無理して借りると危険です

サラ金にコワいイメージを持っているのは、ある意味正解ですよ。怖いと思っていれば近づかなくて済むから、お金が足りなければ欲しいものも我慢して、余裕ができたら使うという計画的な生活が送れますよね。余分な借金はしない。これが一番なのは言うまでもないですよね。でも、現実を知った上で賢く利用すれば、サラ金も怖いだけのものではないんです。

まずは、怖い側面からお話しますね。「総量規制」という言葉を聞いたことありますか?2006年に貸金業法が改正されて登場した規制で、年収の3分の1以下の金額しか借りられないことになったんです。なぜ、こんな決まりができたか分かりますか?

答えは、多重債務問題にあります。ちょっと難しい言葉だけど、多重債務とは平たく言うと、借金が重なり過ぎるということ。銀行やサラ金でお金を借りても返済が追い付かず、返済するためにまた新たに借金をしてしまい、ますます苦しくなってしまうという仕組みです。

借金がかさんで返すめどもたたず、それどころか借金はどんどん膨らむばかり…。サラ金会社もお仕事ですから、会社の損にならないよう、返してもらうための取り立てもします。厳しい取り立てに悩んで、うつ病になってしまったり、保証人になってもらっている人にも取り立てが行くので、人間関係や家族関係が壊れてしまうことも。借金に困って失踪や自殺してしまうケースも多かったのです。

この状況を何とかするために、総量規制が導入されたんですね。同時に、利率の上限も引き下げられて、以前よりも身の丈に合わない借金はしにくくなりました。

それでも、いまだに法律を破って、決められた金額以上のものを高い金利で貸し付けたり、酷い取り立てをする業者がいるのも現実です。これは闇金と呼ばれる業者です。ご質問の怖いイメージは、これかもしれませんね。

なので、法律を守っている業者を選んで、お給料日前にちょっとだけ借りて、お給料が入ったらすぐに返すというリズムを保てるなら、サラ金は何も怖いところではないですよ。期限内に返せば利息はつかないというものもあるので、ぜひ賢く利用してください。でも、使い方によっては怖いことにもなり得ます。くれぐれも、借りすぎにはご注意を!

サラ金の危険性とカードローンのメリットについて

消費者金融業者は、個人向けに無担保貸付けをしています。個人の信用だけを担保に小口資金の貸付けをするもので、利用者は担保・保証人が不要な点を大きなメリットと考え、消費者金融業者を利用する人が増加しました。日本人の10人に1人が利用していると言われるほどです。

消費者金融は、サラ金と呼ばれることもあります。これはサラリーマン金融の略称ですが、主にサラリーマン(会社員)を顧客に持つことからこのような呼び名が使われるようになったのでしょう。サラリーマンの多い駅周辺には、必ず消費者金融会社の看板があることは、多くの方がご存知のことと思います。

現在は、貸金業法によって消費者金融(サラ金)の業務に対する規制が明確にされるようになりました。上限金利の設定にしろ、悪質な取り立て行為の規制にしろ、かつての利用者が苦しめられた悪質な営業は貸金業者では出来ないような仕組みが作られています。

今では、カードローンやキャッシングは、消費者金融以外にも多くの金融機関が取り扱いをするようになり、競争の激しさから、消費者金融でも顧客獲得のために利用者目線でサービス面で努力をしています。一般的に、消費者金融カードローンと銀行カードローンを比較すると、銀行カードローンの方が金利面でもサービス面でも安心出来るというイメージがありますが、消費者金融の中にも銀行と遜色のない金利設定をしているところもあります。

サービスが多様化していますので、利用者サイドが情報を取捨選択し、自分にとってメリットのある金融機関を選ぶ必要があります。また、利用者にとってのメリットばかりを広告する金融機関は、危険性が高いと考えた方がよいでしょう。例えば、審査が緩い、無職でも利用が出来る、などと広告しているサラ金は、利用することをおススメ出来ません。

インターネット上には、キャッシング関連の情報が溢れていますが、全ての情報が正しい情報でないことを覚えておいてください。特に、他社でキャッシングを断られた方に融資すると謳うところは、闇金の可能性があります。

利用者は、信用出来る金融機関のカードローンを選ぶ目を養う必要があります。そのうえで、カードローンのメリットを享受するような賢い使い方をしましょう。