おお！サラ金の限度額がどうやら上がったぜ。というか案内メールみたいなもんがきたんだけど、限度額が上がったのか？（参考ページはこちら→借り入れ限度額ってどんな封に増える？）
限度額は勝手に上がりませんよ。サラ金の借り入れ限度額を上げるには申請しないとね。案内メールが届いただけでは、今回以上に借り入れが可能になるというわけではありませんよ。わたしの友人の場合、案内メールが来て審査のために収入証明書など書類が必要らしく、増額の審査は意外と厳しいようですね。「案内メールを出しておいて何だよ！」と思ったりもしますが、増額しなくても良いという人はいいんです。別に増額案内のメールを気にしなくてもいい。そのまま、その枠の範囲で利用すればいい。それに一度だけしかサラ金を利用しないというのであれば、解約した方がいいでしょう。
（⇒金融業者の審査に通過するコツとは）
サラ金の借り入れ限度額が上がったのは、収入がアップしたことも考えられますが、基本的に始めて申請してサラ金を利用し始めたときって、カードの利用枠が低く設定されているんだと思います。とりあえず顧客の様子でも見ているんだと思いますよ。返済してくれる相手かどうか見極めなきゃいけませんもんね。始めのうちは返済をしっかりやることです。
あとは、もし3枚以上サラ金のカードを持っていて増額案内メールが１社来たなら極力２～３枚ぐらいにカードをしぼるか、その増額案内メールがきた１社に絞るか選んだ方がいいでしょう。総量規制で他のカードが使えないなら持っていても意味がありません。増額で利息の負担が減るのなら、増額できるカードを選んだ方がいいですね。わたしの友人も増額で注意していたことは増額で契約可決したことは良かったのですが、月の返済が増えたので実際に借りるとなったら、そこは注意しなきゃいけないなと思ったらしいです。本当に返済に困って、実家のご両親から5万ほど借りた時期もあったみたいです。そうやって身内の助けで何とか遣り繰りできればいいですが、そうやって助けてくれる家族ってほとんどいないはずです。返済に困ってしまうぐらいなら、余計な借り入れはやめましょう。
収入が上がって増額案内のメールが来るのはまだしも、給与が変わらないのに増額に惹かれてつい使い過ぎてしまうんでは意味がありません。増額すると金利を低く抑えて借り入れできることがメリットですが、それ以上に他にサラ金での借り入れはポイントがつくわけではありません。収入に見合ったサラ金の利用をオススメします。
貸金業法改正以降、消費者金融業界いわゆるサラ金業界は非常に厳しい経営状態になりました。多くのサラ金は大手都市銀行の傘下に入りましたが、中小のサラ金などは依然として厳しい経営を余儀なくされています。社会問題とまでなった厳しい取り立てはもはや行うことができず、収益源を新規の顧客への貸出に頼っている状態です。しかし、親会社でもある大手銀行や新興勢力であるネット専用銀行がリテール部門である個人向けカードローンビジネスに参入し、サラ金は新規顧客を増やすどころか、逆に顧客を奪われています。
銀行カードローンは、低金利を武器にし、またグループ傘下に入れたサラ金のノウハウを吸収し強力なカードローンを作り上げ、その残高を大幅に伸ばしています。サラ金としてはますます厳しくなり、その収益を新規の顧客への貸し出しだけではなく、女性層へのアプローチ、あるいは若年層の取り囲み、そして既存優良顧客への増額と間口を広げているのです。
（⇒低金利が融資で人気の理由）
サラ金の限度額があがった理由は、今の段階では優良顧客であると判断されたからです。サラ金会社により期間は異なりますが、取引開始後6か月位何の問題もなく取引し、他のサラ金から新たに借入をしていなければ、もはや優良客です。そして、総量規制の枠である税込み年収の3分の1まで余裕があれば徐々に増額できるようになります。もちろん限度額があがったからと言って必要ないお金を借りることはありません。
ほとんどのサラ金では限度額を上げられる優良客には、HPの会員ページで知らせるか、あるいはATM利用時に画面で増額できることを知らせています。さらに増額に積極的なサラ金では、優良顧客を対象にコールセンターから営業コールをかけています。電話ですが、その場で了承すると直ぐに枠は広がりATM等で利用できるようになります。早めに枠を広げておくことで顧客の他社への流出を防げますし、囲い込んでおくことができます。いわば、一挙両得というところです。