都内の私立大学経済学部に籍を置く大学3年生の男子学生です。卒業後の就職希望先は銀行です。ところでふと疑問に感じたことがあるんですよ…。それは「銀行員でもサラ金でお金を借りているのか?」といったことなんです。

また、銀行員でもサラ金を利用できるのでしょうか?やや馬鹿げた疑問のようにも思えるのですが、できればお答えいただけたらありがたいです。

銀行員だってサラ金は利用するし利用可能です

結論から先に言えば、銀行員だってサラ金を利用する方はいるでしょうし、銀行員だからとの理由でサラ金に断られることもありません。サラ金の融資の最低条件は、“継続した一定の安定収入があること”ですから、安定収入さえあれば職種や勤め先、雇用形態は問われません。だから銀行員だってサラ金は利用できます。

ましてや銀行員は一流の安定職種と見做されるので、サラ金にとっては優良で信用力の高い顧客として見做されると思いますよ。そこでまず銀行員がお金を借りることに関して考えてみましょう。

銀行員がお金を借りる場合に、まず考えるのは自分が勤めている銀行での「社内融資」だと思います。社内融資を利用すれば、一般金利よりも有利な金利で無担保でお金を借りられます。(参考ページはこちら→カードローンなども無担保で借りられます

ただし、社内の同僚を連帯保証人として付ける必要があります。また、普通預金扱いとなりますが「従業員預金」も利用できます。この場合でも普通預金の金利よりも優遇されるかたちでお金を借りられます。

そのことから一般的に銀行員は自行から融資を受けると言って良いでしょうね。その一方で、他の銀行で借りる場合はどうなるのでしょうか?実は銀行員が他の銀行でお金を借りる場合には、些かリスクがあるのです。

と言うのは、他行に申し込んで融資を受ける場合には、提出した必要書類によって銀行員である事実が必ず露見してしまうからなんです。その場合に審査で「なぜ、自分の銀行の社内融資を利用しないのか?」と聞かれるでしょう。

そして、その時に「社内融資が利用できないので申し込んだ…」といったような苦し紛れの返答になると恐らく審査に通してくれないと思われるのです。なぜなら、自分の銀行の社内融資が利用できないような銀行員は信用に問題ありと見做されてしまうからです。

そして、そのような場合に銀行員は他行では無くサラ金でお金を借りると考えられるのです。サラ金であれば、たとえ銀行員とばれてもなにも問題はありません。また、サラ金によっては勤め先への在籍確認を免除してくれるところもあるので銀行員にとっては都合が良いのです。

つまり、サラ金は銀行員が自分の銀行以外でお金を借りるには都合の良い条件が整っていると言って良いのです。加えて、銀行員がサラ金を利用する理由としては、「とにかく1秒でも早くお金を借りたい!」といった場合ですね。

銀行の融資には時間がかかり、即日融資で借りれるところは無いと言って良いでしょう。また、社内融資を利用するにも同僚の連帯保証人を付けるための同意や手続き等で即日融資は無理と考えられます。

他方でサラ金ならスピード審査で即日融資がウリなので、1秒でも早く借りたい銀行員なら利用することは十分に考えられます。

銀行員でもサラ金を利用することがあるのか

サラ金とは、今でいう消費者金融の事です。都道府県もしくは国に届け出をして、個人に対して小口の融資を行っています。担保や保証人を必要とせず、個人の信用を担保としてお金を貸します。基本即日審査、即日融資ですので、すぐにお金が必要と言った人には大変便利です。

20才以上から65才ぐらいまでの安定した収入のある人であれば利用できます。正社員はもちろんのこと、契約社員やアルバイト、パートであっても利用できます。ですから銀行員ならもちろんサラ金を利用できます。

しかし銀行というのはお金を貸す商売をしているところです。そこの社員である銀行員がサラ金を使うということがあるのが不思議に思うかもしれません。しかし銀行員は、自分が勤める銀行でお金を借りると、当然ながら職場の上司や身内にばれてしまいます。どうしてもばれないでお金を借りたいという人は、サラ金を利用したりします。

他の銀行で借りるという手段もありますが、やはり同業者というのはどこかでつながっていますので、銀行員の場合、避ける人が多いです。
それにサラ金のメリットは、即日融資です。銀行のカードローンの場合ですと、審査に時間がかかります。場合によっては1週間かかるところもあるぐらいです。ですからすぐにお金を借りたいという人は、銀行員であっても消費者金融を利用します。

また消費者金融のキャッシングの金利というのは、1日毎の日割り計算となっています。ですから給料日2日前に利用して、給料が出たらすぐに返済すれば、2日分の利息を支払うだけで済みます。しかし銀行のカードローンの場合ですと、30日毎の月利計算となっています。ですからたった2日借りるだけでも、30日分の利息を支払わなくてはいけません。

そう考えると時と場合によっては、キャッシングの方がお得だったりするのです。また消費者金融は様々なサービスを展開しています。中には1週間無利息サービスなどもあるので、こういったものを上手に利用するとかなりお得になります。