30代のOLです。勤め先は大手化粧品会社で経理部に籍を置いています。ところで先日の会社のお昼休みに同僚の友人が「ニコスってサラ金だよね？！…」って聞かれたんです。

私自身、ニコスのカードを持っておりよく利用している方なので「サラ金…？！」って言われた時に少しビックリしたんです…。だって自分ではサラ金を利用していたなんていう意識は全く無かったからなんです。

また、些か偏見かもしれませんが、サラ金に対するイメージは良くないのです。だからサラ金を利用しようと思った事もありませんし、実際に利用したこともありません。

だから「ニコスがサラ金…」って聞いたときは正直言って少しショックでもありました。そこでニコスって本当にサラ金なのですか？是非とも教えてください。お願いします。

ニコスは銀行系カードだがサラ金とも言えます

ニコスは元は信販会社だったので、その意味ではサラ金でないと言えます。信販会社であったニコスは、ショッピングやキャッシングに利用できる“クレジットカードのニコス”で有名になりました。

恐らく多くの人が一度はニコスのカードを持って利用したことがあるのではないでしょうか？また、ニコスは信販会社の中でも大手と言って良く、信販会社としての信頼度や安心感は一流と言って良い会社でもありました。

しかしながらテレビCMや広告等で知名度を増した大手サラ金による攻勢が強くて、ニコスの経営状態は悪化してしまったのです。そこで大手銀行がニコスの救済に乗り出して、公的資金を得ることで経営体力を回復して、その大手銀行が個人向けの無担保融資カードローンに積極的に参入したことでニコスは大手銀行に吸収合併されるかたちで銀行系カードローンとして現在に至っているのです。（参考ページはこちら→銀行と手を組んだサラ金について）

他方でニコスは銀行系ですが、貸金業法によって融資が規制されます。そのことからニコスを利用して融資を受ける際には、総量規制の対象となるので年収の3分の1までしかお金は借りれません。（参考ページはこちら→借入金額が制限されるケース）

そして、貸金業法の規制を受けることからニコスはサラ金の範疇に入ると考えられます。と言うのは、サラ金を定義する上でのひとつの尺度として貸金業法や総量規制の適用を受けるのがサラ金と見做すことができるからなのです。

そのように考えるとニコスはサラ金と言えるのです。しかしながら、ニコスはかつて大手信販会社であり、現在は大手銀行グループの一員となっていることで、たとえ「ニコスはサラ金…」と考えても、一般的な意味合いでのサラ金とはやや異なると言えるのではないでしょうか？

なぜなら、ニコスは銀行系であり、ゆえにニコスには銀行ならではの安心感や信頼感があるからなんです。さらに言えば、サラ金に対するかつてのネガティブなイメージや実態はもはや過去の話と言って良く、今日のサラ金は大手、中小サラ金も含めて健全で安心で信頼できる金融機関に様変わりしたと言って良いのです。

それゆえ、「ニコスがサラ金であるか否か？」は大した問題では無く、ニコスというブランドの高さと銀行系であるとの事実を踏まえたニコスそれ自体の信頼度や安心感が重要になると思うのですが、あなたのお考えはどうでしょうか…？