今年の春に大学を卒業して、希望先である外資系化学薬品メーカーに就職した新社会人1年目の男性会社員です。今度初めて金融機関でお金を借りてみようと考えています。

理由は、入社したことでもっと良いところへ引っ越そうと思うので、その引っ越し費用を銀行ローンかサラ金で借りようと考えているからなのです。そこで銀行ローンとサラ金の違いについて教えて欲しいのです。よろしくお願いします。

銀行とサラ金の違いは割と明白なんです

わかりました。あなたの質問にお答えしましょう。まず銀行ローンもサラ金も、「お金を借りる」といった行為や目的ではまったく同じと言うことです。換言すれば、「借金する」と言うことですね。

他方で、銀行ローンとサラ金の違いをあえて指摘すれば、その「借金する」という行為における違いと言えるでしょう。そんな違いをまず指摘すれば、銀行は銀行法によって融資が規制され、サラ金は貸金業法によって融資が規制されることです。

つまり、“法律が異なる”とが銀行とサラ金との大きな違いと言って良いのです。そして、この法律による違いが明白なのは、「総量規制の対象か否か…」の違いにあると言って良いのです。

総量規制とは年収の3分の1までしか融資できない規制であり、サラ金は総量規制の対象なので年収の3分の1までしか融資できません。他方、銀行は銀行法で規制されるので総量規制の対象外となり、年収の3分の1の縛りが無いのです。

次に挙げたい点は、金利です。銀行ローンの金利は年4%~15%くらいで、一方サラ金の場合は年4%~18%となり、サラ金の方が金利が高めなんです。しかしながら、銀行ローンは金利が低いものの、審査が厳しめで融資にも時間がかかるので、やや借り難いローンと言えるのです。

他方でサラ金の場合は審査が早くて甘めで、銀行に比べると柔軟で、かつ即日融資をウリにしています。それゆえ、サラ金は金利が高めだが借り易いと言って良いのです。そして、この“借り難さ”と“借り易さ”は、銀行ローンとサラ金における大きな違いと言えます。

さらに言えば、サラ金では無人契約機が利用できるところは多いのですが、銀行ローンで無人契約機が利用可能なところは1社くらいしかありません。無人契約機が利用できれば借りたい時にすぐに申し込め、契約も専用カードの受け取りもその場で済むので即日融資が可能になります。

以上の点が銀行ローンとサラ金の違いであり、その違いを言い換えれば各々のメリットでありデメリットであると置き換えられるのです。(参考ページはこちら→融資の良いところと悪いところ

そもそも銀行ローンとサラ金の違いとは何なのか

お金を借りるには、いくつかの方法があります。主な方法として、銀行やサラ金を利用してお金を借りる方法があります。どちらもお金を借りるという点では同じです。しかしこの2つには、いくつかの異なる点が存在します。

まず銀行ローンといって思い出されるのが、住宅ローンやマイカーローンといったものです。これらのローンは、キャッシングと比べるとかなり金利が低く設定されています。しかしこれらのローンを利用するときには担保が必要となってきます。例えば住宅ローンであれば、住宅そのものが担保となります。またこれらのローンで借りたお金は、利用目的が制限されています。住宅ローンであれば、自分もしくは家族が住む家を購入するためにしか利用できません。

ですが銀行ローンの中には、サラ金のキャッシングと似たシステムのフリーローンやカードローンと呼ばれるものがあります。これらは、利用目的が制限されているローンよりもは少々金利は高めに設定されていますが、キャッシングと同じように借りたお金を自由に使えるというメリットがあります。

そうなると銀行のカードローンとサラ金のキャッシングでは、違いがないのかといえばそうではありません。この2つには違いがあります。まず審査基準が異なってきます。銀行のカードローンよりキャッシングの方が審査がゆるめです。しかしサラ金のキャッシングには総量規制というルールがあります。

これは年収の3分の1以上の貸し付けを禁止するものです。ですから専業主婦で自分の収入がまったくないと、キャッシングを利用するのが難しくなります。一方の銀行のカードローンは総量規制の対象外となっています。

また金利の付き方も異なります。一般的にキャッシングは、1日毎の日割り計算となっています。一方の銀行のカードローンは、30日毎の月割り計算となっています。ですから一般的にキャッシングの方が金利が高めと言われていますが、給料日2日前にキャッシングを利用して、給料日当日にすぐに返済すれば、利息は2日分支払うだけですむので、カードローンより安くなることがあります。