都内の区役所で働く40代の男性の地方公務員です。ひとつお聞きしたいことがあるのですが、サラ金で50万以上のお金を借りるのは難しいのでしょうか？

と言うのは、来月に家の駐車スペースにカーポートを取り付けたいので、そのための費用をサラ金で借りたいからなんです。銀行で借りることも考えたのですが、なんか手続き等が面倒そうで時間もかかりそうなのでサラ金なら銀行よりも早く簡単にお金を借りられると思ってサラ金の利用を考えているのです。（参考ページはこちら→銀行とサラ金ってそんなに違う？）

サラ金で50万以上借りるのは可能です

わかりました。質問に答えましょう。結論からまず言えば、サラ金で50万以上借りるのは不可能ではありません。ただし、最初の申し込みからいきなり50万以上をサラ金で借りるのは、絶対に無理とは言いませんがかなり厳しいと言えますね。

まずサラ金で50万以上のお金を借りるためには総量規制をクリアする必要があります。総量規制とは、年収の3分の1までが利用限度額になると言うことです。そのことからサラ金で50万以上のお金を借りるためには、最低でも年収が200万円は欲しいところです。

加えて、他社からの借り入れやクレジットカードの利用等の借金がゼロか、極めて少なくないと難しいでしょうね。それゆえ、年収が高ければ高いほどサラ金で50万以上借りれる可能性も高くなると言って良いでしょう。

他方で、単に総量規制をクリアできる年収の高さだけでサラ金が50万以上の融資を認めてくれる訳ではありません。たとえば、勤続年数・職業・勤め先等の個人属性のスコアリング評価も高くないと難しいと言えるのです。

つまり、申込者の総合的な判断によって50万以上の融資が決まると言って良いのです。しかしながら、年収が高くていかに個人属性が高くても、新規融資からいきなり50万以上の融資を受けるのは簡単ではないのです。

なぜなら、新規融資の場合は利用者の返済実績が皆無だからなんです。サラ金では返済の実績をかなり重視するのです。それは無担保かつ保証人無しでの信用貸しだからなんです。

年収の高さや個人属性の高さは申込者の信用力を計るモノサシとはなりますが、返済能力の実績こそサラ金が融資する上で重要視する点なのです。つまり、返済能力が高ければ、それだけ高い融資を認めてくれると言うことなのです。

そのことから新規申込者の場合には、一般的に50万以内の融資枠になるのが普通です。しかし、一定期間に亘って良好な取引の実績を重ねていけば、ゆくゆくは融資枠が増額されて50万以上の借り入れも可能になると思います。

借入・返済の実績は少なくとも半年以上、できれば1年間くらいは積み上げたいところですね。とまれ、サラ金で50万以上の借り入れは可能ですが、それほど容易いことではないと言えます。また、50万以上の借り入れや他社からの借り入れと併せて100万円超となる場合には収入証明書の提出が必要になることを覚えておいてください。