都内の私立大学の経済学部に通う20歳の男子大学生です。就職希望先は金融機関です。今は大学生なので、銀行でも、もちろんサラ金でもお金を借りたことはありません。ところで好奇心からお聞きしたいことがあります。

それはサラ金と銀行の違いについてなんです。サラ金って今の消費者金融ですよね?で、今は消費者金融となっているサラ金と銀行の違いに関して知りたいのです。よろしくお願いします。

サラ金と銀行の違いは明白と言えます

わかりました。あなたの好奇心を満たせるように答えてみます。まずサラ金と銀行の違いを挙げれば、サラ金、つまり消費者金融は貸金業法によって融資業務が規制され、一方で銀行は銀行法によって業務が規制されることなんです。つまり、規制される法律が異なると言うことですね。

そして、この点における明白な相違は、サラ金は総量規制の対象となり銀行は総量規制の対象外扱いとなることなのです。総量規制とは、年収の3分の1までしか融資できないことです。

つまり、年収300万円の人はサラ金では、どんなに頑張っても収入の3分の1となる100万円までしかお金を借りられないと言うことです。他方で銀行なら3分の1以上でも融資を受けられるのです。

が!…実際のところは銀行でも収入の3分の1くらいが融資の限界となる場合が多いようなのです。次に挙げたい点としては金利です。銀行の金利は最低金利が年3%~4%台くらいで、最高金利でも14%~15%くらいの金利水準となっているのが多いのです。

一方で、サラ金の場合は知名度の高い大手サラ金の場合で最低金利が年4%~7%くらいで、最高金利は年18%になっていると言って良いのです。そのことからサラ金と銀行の違いにおいては、金利の違いが大きな点と言って良いでしょうね。

また、中小サラ金や街金融になると、もっと金利設定は高めとなり、最高金利が20%台となっているところもあります。ただし、利息制限法の範囲内なので違法ではありません。

さらに、融資額でも銀行の方が上限額が高く、銀行の中には上限が1000万円となっているところもあります。他方でサラ金の場合は、融資の最大が500万円のところが多く、銀行のように500万円以上の融資上限額を設けているところは無いと言って良いでしょう。

加えて、サラ金ではスピード審査で即日融資といった特徴がありますが、銀行では審査こそ即日回答のところはありますが、実際の融資までは早くて3~4日くらい、通常は1週間くらい時間を要するのが普通と言えます。

さらに言えば、銀行の審査は厳しめなので借り難い面がありますが、サラ金は審査が甘めで柔軟なので借り易さがあります。この点もサラ金と銀行の大きな違いと考えられます。

また、サラ金の場合は無人契約機が設置されており素早い融資に対応していますが、銀行では無人契約機の設置をしているところは極めて稀です。以上の点がサラ金と銀行の違いであり、両社の違いは比較的明白であると言って良いのです。そして、サラ金にも銀行にも各々にメリットがあると言って良いのです。

お金を借りるのにサラ金と銀行の違いは何?

お金を借りる方法は色々あります。中でも簡単に借りられるのがいわゆるサラ金です。サラ金というと法外な利息を提示してくる悪質な賃金業者というイメージですが、実はサラリーマンでも気軽にお金を借りられる金融業者という意味なのです。そういった意味では消費者金融のカードローンもサラ金なのです。

そんなサラ金と銀行ですが、お金を借りるのにあたって違いはあるのでしょうか。まずは、融資のスピードです。一般的に消費者金融の方が審査が早く、即日融資が可能なケースがあるようです。銀行でも即日融資は可能ですが、極めて難しいのが実情のようです。

また、賃金業法によって消費者金融は融資の金額が決められています。総量規制と言って年収の3分の1を超える借り入れができないのです。つまり、高額な融資を受けたいなら、そもそも銀行を利用するしかないのです。

消費者金融と銀行の違いは融資のスピード、そして融資の額です。つまり、すぐにお金が欲しいなら消費者金融が、すぐでなくていいから大きな額を借りたいというなら銀行をと使い分けるのがいいでしょう。

ただし、どちらも審査に通らなければなりません。本当にお金を返してくれそうな人かどうかを、審査によって測るのです。この審査の詳細は公表されていません。各金融企業によって重視するポイントが変わってくるようです。ただ、一般的に言えるのが勤続年数が1年以上は欲しいということです。

しかし、転職したばかりだったり、新卒で就職したばかりなら、必ずしもお金を借りられないというわけではありません。企業が返してくれそうな人と判断すれば、借りられるのです。借り入れをしたいというなら、物怖じせずに審査を受けてみるべきです。通るかわからず不安だからと言って、複数の業者に申し込むのは避けましょう。それだけ焦っていると判断されて、審査に落ちる危険性が高くなります。不安でもせいぜい2社くらいに申し込んで結果を待つのがいいでしょう。