京都在住の者です。京都府が現在行っている制度の中に一般生活資金特別融資制度というものがあり、金利も低く行政が行っている制度ということもあって安心できるのではないかと思い利用したいのですが、これはサラ金などで借金があっても利用できる制度なのでしょうか?

京都のライフサポートローンはサラ金に借金があっても利用できるの?

京都府が近畿労働金庫と提携して行っているサービスですね。これは、サラ金に借金があると審査には通りませんね。借り入れ限度額が100万円以内で金利が年2.6%なのでサラ金に比べるとかなり金利が低く魅力的ですが、条件が厳しいです。条件としては、京都に住んでいるか京都で働いている方で年収が150万円以上、勤続年数が1年以上という方が対象者です。借り入れについては明確な使途目的の書類も提出しなければなりません。

使途目的の対象となるものは、医療費、冠婚葬祭、災害、出産・育児、自動車関連、教育関連、その他の生活に必要と認められたもの。となっています。使途目的提出し、融資金が振り込まれた後、領収証などの使途を証明する書類の書類提出が義務付けられています。

申し込みは京都府内にある近畿労働金庫の支店にて受け付けています。必要提出書類は、ろうきんローン借入申込書、資金使途証明書類(契約書、請求書、見積書などの使途と金額がわかるもの)、収入証明書類、本人確認書類、印鑑証明、住民票謄本、近畿勤労者互助会加入申込書が必要となります。融資方法は振り込みになります。

安定した収入がある方も条件に入っていますが、正社員が望ましいようです。パートタイムやアルバイト、派遣社員の方は審査が厳しくなります。利用する際は保証人や担保は不要ですが、一般社団法人日本労働者信用基金協会の保証を受ける必要があり、まずここでも審査に通らない可能性が高いです。

ちなみに、僕がサラ金での借金20万円がある状態で電話をかけたら、近畿労働金庫の「笑くぼ」というカードローンを紹介されました。一般生活資金特別融資制度を利用する前に借金を借り換えて下さいとのことでした。「笑くぼ」の方が一般消費者金融よりも金利が低く、先に「笑くぼ」に借り換えを行って頂いたら、一般生活資金融資制度の審査にも通る確率が上がるとのことでした。(参考ページはこちら→融資借り換えの使いどころ

ようするに、サラ金で借金している人は一般生活資金融資制度は利用できないということで、お金を借りたいなら他にもカードローンがあるからそちらを利用してね。とうことのようです。

ライフサポートはサラ金の中でも危険な業者

サラ金は消費者金融のことを指しますが、ヤミ金は法律の範囲外で業務を行っている消費者金融のことを指します。どちらも消費者金融ですが、決定的な違いはヤミ金は国の許可を得て営業していないということです。貸金業者として登録しなければ貸金業を営むことは法律で禁止されています。(参考ページはこちら→安全な金融業者のみを使おう

ライフサポートも貸金業者として登録されていない違法性がある消費者金融です。この会社はダイレクトメールを活用していることが多く、広い地域でポスティングを行っています。また、マイナーな雑誌の裏表紙などに広告を掲載しており大々的には営業していません。パチンコなどの博打関連の雑誌にも資金を得る為に利用されるように広告が掲載されています。

違法な業者であっても広告の審査基準が低い雑誌であれば広告を掲載出来ます。つまり、雑誌の会社を信用できても掲載されている広告に関しては信用出来ないということです。ライフサポートは10日で3割の金利です。例えば10万円借りたとすると、1年後には108万円にまで膨らみます。また、この業者は貸金業以外にも事業を行っています。

事業と言うよりは詐欺であり、返済実績を作って信用を作る為に数万円の借り入れを金利を付けて返済すれば、多額の貸し付けを行うという甘い言葉で利用者を募ります。そして、10日で3割の高金利で返済をすると、少しだけ金額を上げてそれを繰り返さします。20万円程度になると業者と一切連絡が取れなくなり、結局多額の借り入れは出来ないという仕組みです。

そのような業者から多額の借金をせずに済んだと思って泣き寝入りするしかありません。道で急に声をかけられた場合は注意しましょう。公に営業出来ない業者はダイレクトメールや口頭で顧客を募ります。お金に困っている時には金銭感覚が麻痺して、普段であれば絶対にてを出さないような業者も利用してしまう場合があります。

いつでも冷静に考えて、絶対に違法な業者は利用しないことが大切です。

【こちらも参考に】
より確実に安全な借入先とは?