以前、サラ金からお金を借りていました。完済しているのですが、過払い請求についてのテレビCMを見ているうちに気になって調べたところ、どうやら私も過払いのようです。実際に過払いかわかりませんし、どういう手続きが必要かはわからないのですが借りていたサラ金はクラヴィスというとこです。
(⇒やはり中小サラ金は使うべきではない?

しかし、クラヴィスが倒産しているという情報を見たのですが、これは本当でしょうか?もし本当に倒産していた場合、過払い請求はできないのでしょうか?
(⇒融資にて払いすぎない為に必要な事

サラ金のクラヴィスが倒産したって本当ですか?

クラヴィスは2012年に破産していますよ。もともとはリッチという名前で営業していた会社で、その後プロミスの子会社となって何回も名前を変えていましたね。ちなみに、ぷらっと、クオークローン、タンポート、クラヴィスと遍歴があります。破産した理由としては過払い請求の訴訟で返金できなかったことが引き金になったようなので、正直過払い請求をしてもお金が返ってくる見込みはないと思います。

そもそも本当に過払いだったかという点についてですが、これについては弁護士などの専門家に相談される事をお勧めします。もちろんお金がかかりますが、確実です。履歴などがなくてもすべて弁護士が手続きをしてくれるので大丈夫です。過払いとは何かということについてお少し触れておきましょう。

過払いとは、サラ金などの消費者金融に適応する法律の利息制限法と出資法と呼ばれる法律による法の抜け穴を狙ったものである。利息制限法とは元本が10万円未満の場合は年利が20%、元本が10万円以上100万円以下の場合は年利18%、元本が100万円以上の場合は年利が15%とされ、それを超えるものは無効になるという法律で違反すると罰せられるというものであります。

それに反して出資法では年利が29.2%を越えない限りは罰せられないという法律があり、利息制限法を超えた部分と出資法の29.2%という範囲内の金利がグレーゾーン金利と呼ばれていました。利息制限法では違反した場合は過払い分を返還請求して返金してもらえるのに対し出資法では違反いた場合も過払いについては返還する義務はありませんでした。

それを利用してサラ金はグレーゾーンで高い金利を取っていましたが、現在はグレーゾーン金利は廃止されていて20%を超える金利は違法となり罰せられ、返還請求にも対応しなければなりません。

クラヴィスについてですが、現在も管財人の元過払い請求への対応は続いているので、とにかく過払いの可能性がある場合はクラヴィスに連絡されることをお勧めします。

クラヴィスのようなサラ金を利用するメリットについて

お金を借りるならクラヴィスのようなサラ金がいい!そんなふうに思ってる方もおられるかもしれません。お金を借りるのにサラ金がいいという人は少なくありませんが、その理由はどこにあるのでしょうか?

一つは、利便性の高さを挙げることができます。現在はインターネットが発達している時代ですが、サラ金ではそれを活用した申込みができるようになってきたのです。インターネットが繋がる環境ならパソコンから利用の申し込みができますし、それのみならず、携帯電話、スマートフォンからでも申込みができるようになりました。365日対応のところも多いですし、深夜、休日、24時間対応も珍しくありません。

加えて、無担保・無保証で利用できることもメリットです。無担保・無保証ということは、不動産や保証人が必要ないということです。これも利便性の高さに加えることができるでしょう。

クラヴィスなどのサラ金を利用したいと思う人が多いのは、こうした利便性の高さにあるといっても過言ではありません。ところが、消費者金融のメリットはそれだけではありません。

他にも、審査基準の甘さを挙げることができます。消費者金融でも一定の審査基準がありますが、それ以上にスピード融資を重視するため、審査に長く時間をかけることはしません。そのため、サービスの利用開始を早める思惑から必然的に審査が優し目になります。審査が優し目になることで、属性が低いために銀行では審査に通過できなかった人が通過できるなど、多くの人がメリットを受けることになります。

しかし、例え審査基準が緩くて利便性が良かったとしても、デメリットについてもしっかり考えておかなければなりません。消費者金融にもデメリットはあります。

それは、借入期間が長くなるほど金利負担分が大きくなるということです。初めに金利計算をしっかり行っておかないと、後に金利負担が膨大なものになって元本返済ができなくなる危険もあるので、この点は注意して見ておかなければなりません。