ちょっと前にテレビでマイクロファイナンスっていうのがあるというのを知りました。私は全く知らなかったんですが、途上国で行われている貸付のサービスみたいですね。それによって生活がガラッと変わってよかったという人がたくさんいるみたいで、特に女性が助けられたという話を聞いたことがあります。

でもこのマイクロファイナンスは日本だとサラ金みたいなものですよね。で、日本だとサラ金というのは悪いイメージがあるように思うんですけれども、どうしてこんなにも違いがあるものなんでしょうか。

マイクロファイナンスとサラ金は仕組みは違うが同じ借金

たしかにこれはその通りです、質問者の指摘はもっともでもあります。マイクロファイナンスというのはいわば、途上国のサラ金でもあります。これを考えた人はすごく賞賛されているのに、日本でサラ金をやっているような業者というのは逆にバッシングされたりもしています。これは変な感じだと考えている人も多いでしょう。一応少し仕組みも違うのですが、借金という点では同じです。

マイクロファイナンスは主に女性にグループを作ってもらってそのグループに貸付をするのです。そしてその貸付をしたお金が返済される確率がかなり高く、ほとんど返済不能にならないという点が大きく評価されているようです。当然ですが金利だってつけて返済することになるわけで、マイクロファイナンスはそこまで優れた借金というわけではないのです。

日本でも実は同じようなことをサラ金がやっていました。サラ金の中にも商工ローンというのがあったんですが、この商工ローンが連帯保証人を何人もつけていたのです。借りたいという人たちをグループにして、それぞれで連帯保証人にさせることで、返済不能にしないという方法でした。ただこれはひとつの業者が倒産したら連鎖的に倒産することになり、うまくいかなかったのです。(参考ページはこちら→通常の融資では保証人不要?

日本ではうまく行かないサラ金ですが、途上国でやるとうまくいくというのは環境の違いなのでしょう。もうすでに豊かな国になってしまっている日本では、サラ金という存在があまりよしとされていないのは単純に環境が恵まれているからだと思います。途上国なら日本でバッシングされるようなサラ金もありがたがられる存在になれるかもしれません。

マイクロファイナンスが日本にもやってくるかと言われていた時代もありましたが、もうすでに下火になりつつあります。おそらくサラ金も銀行もやらないと思います、多くの人が「サラ金と似ている」と気づいたからです。ある意味サラ金がこれだけある日本は恵まれてもいるのですよ。

マイクロファイナンスのサラ金はとても便利

いま、サラ金でキャッシングをされる方が増えています。必要な時にお金がないという状況は、やはり不景気、不況の時には起こりやすいのです。その時に、あきらめてしまうのか、なんとかして用立てるかということでもその先の人生が変わってしまうこともあるのです。マイクロファイナンスは、数あるサラ金の中でも、少額でも借りやすい、また審査も比較的通りやすいということで人気があります。

どこのサラ金を利用するかということでも、金利の面、返済までの期日などもかかわってきますので、やはり選ぶときは他と比べる必要があります。できるだけメリットが多いところを選んだ方が、後々返済のことを考えても良いのです。(参考ページはこちら→金融業者を選ぶコツ

サラ金からキャッシングを行う時には、だいたいどこでも審査というものがあります。審査では、ブラックではないか、きちんと返済する能力があるかということを調べられます。しかし、明確なものがないために、審査基準などもわかりづらいですし、もし落ちてしまったとしてもその理由を知ることは難しいのです。

ここでいうブラックというのは、過去に返済期日を過ぎてしまったことがある場合や、自己破産の経験があるといった場合です。しかし、最近ではブラックでも通るところもありますし、専業主婦であったり、学生でも貸してくれるところも増えています。その際には、若干金利は高めに設定されているところが多いこともありますので気を付けてください。事前にきちんと調べたりすることは大事です。(参考ページはこちら→金融業者を調べる際に参考になる事

借りる目的というのは、ひとそれぞれです。しかし、返済をしなければならないというのは、どなたでも同じ条件ですので、返済期限は必ず守るようにしましょう。そうしないと、そこでブラックになってしまいますし、問題があるのです。一度ブラックになってしまいますと、その情報は各金融機関で回ってしまいますので隠すことができないのです。ですから、返済期日を守れる範囲で借りるということが大事なのです。