最近、テレビコマーシャルでは、ある有名なサラ金会社が、どこかの大手の銀行のグループに入っているとかってことを良く耳にします。でも、サラ金と銀行って何か繋がりが無いイメージがあったのですが、それって最近は違うんですかね?

サラ金と銀行の2つって、まったく異質な感じがするんですが、どういう繋がりがあるのか教えて下さい。今後利用する際の参考にしようと思っているので。
(⇒サラ金と銀行はそもそもどんな違いがある?

銀行とサラ金の繋がりが無いかといえば、実はそれは大きな間違いで、この2つは大きな関係があるのです。

銀行とサラ金…この2つに共通している業務と言えば、キャッシングが挙げられるでしょう。銀行系のキャッシングは低金利である反面で、審査のハードルは高めに設定されているという傾向があるのに対して、サラ金の場合は審査に通りやすい反面で、金利は若干高めになっているという特徴があります。

銀行は安心感がある反面で、サラ金は怖い…そんなイメージをお持ちの方もいらっしゃるでしょう。多くの方のイメージとして、銀行とサラ金とでは、ほぼ対極の位置にあり、お互いはまったく無縁のものである…という感じではないでしょうか。つまり、銀行とサラ金ではまったく繋がりが無いというイメージでしょう。

しかし、実際のところ、銀行とサラ金に繋がりが無いかないかといえば、まったくそんなことはありません。実は、とりわけ大手のサラ金ともなれば、銀行と連携を取り合っているのです。最近では大手銀行の傘下にサラ金が入っているケースも珍しくなくなっていますが、それだけお互いに手を取り合っているのです。

元々、まったく別々の道を歩んでいた両者の距離が一貴意接近したのが、2000年代にグレーゾーンになっていた金利の上限を法律上で定めることになったことにあります。これによって、今までは高い金利を要求できていたサラ金ですが、その収入源が減少してしまうことで、一気にサラ金業界は冬の時代を迎え、大手であっても、どんどん消滅してしまうほどでした。そこで、大手のサラ金は大手銀行の傘下に入ることで、ピンチを逃れることに成功したのです。

ただ、それは銀行側にとっても大きなメリットがあると感じてのことでした。そもそも銀行のキャッシングは審査に非常に時間がかかる傾向がありました。通常、一般の顧客の場合、お金は急に必要になるケースが多く、出来るだけすぐに希望額を口座に振り込んでほしい…そんな要望が多かったのです。その点でサラ金は、審査が非常にスピーディーで、即日の融資にも対応しているほど。審査のノウハウに関しては、サラ金は銀行よりも一歩も二歩も先を進んでいたのです。そのノウハウを得ることは、銀行にとっては弱点を解消できる手段となりました。

さらに、保証会社としての役割も担っています。サラ金会社が銀行の保証会社になることで、審査もそうですが、債権の管理に至るまでをすべて任せることが出来るようになったわけです。今まではすべて自分でやらなくてはならなかった役割を、審査から債権の管理までを一括で任せられる上に、ノウハウまで確保できた…そう、つまり銀行にとってサラ金との繋がりは非常に濃いものであるということ。そして銀行はそれによって大きな恩恵を受けているともいえるのです。

実は銀行サラ金繋がり無しと言う事を認識しましょう

サラ金は一般の人の多くは銀行や消費者金融を含めた金融機関と思っている人も少なくはないと思われますが、実は金融機関の中でも細かく分類されていて銀行や大手の消費者金融等はサラ金では無く、小規模で違法な金利で貸し付ける会社の事を指している事が多く、そこは一般の人の誤解を招いている事が多く見られます。(参考ページはこちら→金融業者の特徴はしっかりと把握しておこう

銀行の融資やキャッシングや大手の消費者金融のキャッシングなどの合法的な金利で営業している会社は、サラ金と言うよりは安心して借りられる金融機関であり、大手の消費者金融は最近は大手の銀行と提携している会社も少なくありませんので消費者金融にキャッシングの申し込みに行ったからと言ってサラ金に借りに行った事にはなりません。

高齢者の人やキャッシングなどの経験が無い人は銀行や大手の消費者金融イコールサラ金と言う既成概念が強く、お金を借りること自体が悪と考えている人が多く、それが現在の金融機関へ対する理解不足とも考えられています。しかし銀行からお金を借りるには審査も厳しく社会的信用が無ければ、お金を借りられる事は少なく銀行と提携している消費者金融も審査はかなり厳しくなっています。(参考ページはこちら→借りにくい銀行の利点とは

現在のこの時代は銀行サラ金繋がり無しの言葉通り銀行の融資は決して悪いイメージは無く、むしろ審査が厳しくなった事で審査を通過する事が更に厳しくなっていますので、審査が通過できない人がサラ金にお金を借りて返済に困り自己破産などしているのが現状です。

現在のサラ金にあたるのは小規模で違法な金利で貸し付け、回収方法でも違法な行為をするヤミ金の事を指している事が多く、銀行や銀行系の消費者金融の場合はサラ金にあたりません。サラ金はサラリーマン金融の略語ですがお金を貸す会社全てがサラ金では有りませんので、特に銀行の場合は本来の業務はお金を貸す事では有りませんので基本的にはサラ金とは繋がりが無く、通常の金融機関で有る事は最近多くの人に認識される様になってきました。