現在無職の39歳の男性です。3か月前に個人的な理由から会社を退職しました。今は失業保険でどうにか食い繋いでいます。ちなみに未だ独身です。ところでそろそろ生活もきつくなってきたので次の転職先を探しています。
しかし、なかなか見つからないのが現状ですね…。そこで転職先が決まるまでの間だけサラ金からお金を借りてどうにか凌ごうと思っています。ところで無職でもサラ金の審査って通るのでしょうか？教えてください。
結論から先に言うと、無職無収入だとサラ金の審査はまず通りません。大手サラ金は当然の事、審査がかなり甘めの中小のサラ金や街金融の審査であっても通らないと考えた方が良いでしょうね。
一般的にサラ金、つまり現在の消費者金融の審査は緩めで柔軟と言われており、中小サラ金や街金融だと過去に金融事故を起こして金融ブラックであっても審査に通してくれるようなさらなる甘さと柔軟さがあるのです。
しかしながら、そのような審査甘いサラ金でも絶対に審査に通せないケースがあるのです。それは一つには未成年である場合です。そして、もう一つは無職で無収入の人の場合なのです。
（⇒未成年だと確実に融資は不可能に）
「無職であると言うことは収入が無い」と一般的に見做されます。そして、収入の無い人は返済できる当てや見込みが無いと見做されるので、「仮にお金を貸しても返してくれない」と考えるのが普通なんです。
そして、お金を貸すことを商売にしているサラ金が返済してくれないような人にお金を貸す筈がないと言うことなのです。それゆえ、無職であってもアルバイトやパートでスポット的にでも良いので収入を得ている事実をまず確立することが大切なのです。
アルバイトできちんと収入を得ていれば一般的に無職の立場であってもサラ金の審査に通るのは可能なんです。また、次の就職先がすでに内定しており、数か月後には必ずその会社に入社することが証明できれば、現在は無職であっても先の“見込み収入”によって審査に通して融資してくれるサラ金もあります。
さらに言えば、株のデイトレーダーは一般的には無職扱いですが、株売買で収入があることを証明できればサラ金利用は可能な場合があります。また、無職でも不動産収入があれば利用がOKとなる場合もあります。
ただし、そのような場合で融資可能となるのは、中小サラ金や街金融であって、大手サラ金では無理と考えてください。なぜなら、大手サラ金の審査では申し込み時点での継続した一定の安定収入の有無を重視するからで、申し込み時点で安定収入が無いと見做されると審査に落とされるのです。
とまれ、無職で無収入の場合はどのサラ金の審査にも通らないと考えてください。
サラ金では日々様々な消費者がお金を借りるようになっています。しかし実際に利用をしたいというような場合には、お金を借りるよりもまず先に「審査」を通過する必要があるのです。（参考ページはこちら→融資審査に通過する方法とは）
審査ではそれぞれの消費者の信用がチェックされ、本当に貸したお金を返してくれるのか、返済する能力はあるのかということがチェックされます。それでは「無職」の人が審査を通過することはできるのかと言うと、これはまず不可能と考えてよいでしょう。それには大きく分けて二つの理由があります。
まず一つ目の理由となるのが「無職の人に関しては返済能力が著しく低い」という判断がされやすいからです。現代の日本での生き方というものは非常に多様化しており、中には会社に勤めずに収入を得ているという人もいます。しかしこうした人は安定した収入が無いことが多く、収入が月々に変動するということが多いのです。安定した収入が無くては月々にいくら返済できるのかということも変わってくることになりますから、余程高額の収入があり、それを証明することができるというような状況でも無い限りは借り入れをすることはできません。
次に二つ目の理由となるのが「総量規制」と呼ばれる貸金業法上の規制です。これは「消費者に対する貸し付けはその人の年収の1/3までとする」という内容の規制ですが、長期間無職になっているという人は年収が0円であることが多く、法律上融資をすることができないということになってしまうのです。中には仕送りや、ギャンブルによる収入があるから問題ないというように主張する人もいますが、現在の法律では収入という点について「給与」「年金」「恩給」「不動産賃貸収入」、「事業所得」の五種類しか認められていません。仕送りやギャンブルによる収入と言ったようなものはこれらのどれにも含まれないということになってしまうわけですから、結論として「年収が0円だから、1円も融資することができない」ということになってしまうのです。