この間初めてサラ金を利用してお金を借りた20代のOLです。来週に有給休暇をとって親しい友人ら3人で京都旅行をします。その旅行費用をサラ金で借りたんです。

でも…その事実を親しい友人に話したら「サラ金からの電話のいやがらせがあるかも知れないよ…」って言われたんですよ…。その話を聞いたらちょっと不安で怖くなってしまったんです。

もう二度とサラ金でお金を借りるのはよそうと思いました。ところで本当にサラ金からの電話のいやがらせってあるんですか?すごく心配なので教えてください。

かつてはそんな電話がサラ金からあったようですね

わかりました。あなたの心配を解消してあげましょうね。まず結論から先に言えば、普通に借りてきちんと返済していれば絶対にサラ金からの電話のいやがらせはありません!

また、大手サラ金、つまり大手消費者金融や信頼できるサラ金で借りれば、仮に返済を遅延したり滞納してもいやがらせの電話などは絶対に無いのです。

具体的にサラ金からのいやがらせの電話例を挙げてみると、「勤務先にしつこく電話して来て仕事が手に付かなくなってしまう…」「夜9時過ぎに自宅に返済を催促する電話を掛けて来る…」といったような事ですね。

また、いやがらせの電話ではないのですが、サラ金の取り立てをする人間が直接に自宅や職場に来ることもあります。そして、上記のような行為は、すべて違法となります。それゆえ、もしそのような事があったら「違法ですよ!」とハッキリ注意してください。

違法ゆえに大手サラ金や合法で正規のサラ金なら絶対にそのような行為はしない筈です。なぜなら、違法行為をすると営業停止の処分をくらうことになってしまうからなんです。大手サラ金や合法なサラ金がそんな危険なリスクを冒す筈がないのです。

だからサラ金からの電話のいやがらせは無いと言えるのです。ただし、仕事の関係上、夜9時以降でないと連絡がつかないような人の場合には別の話となります。つまり、いかに返済で問題を起こしたとしても、個人の人権や生活の平穏を乱すような電話のいやがらせは違法とされているのです。

一方、少し昔話をさせていただければ、以前のサラ金では、返済が遅れたり滞納すると、そのようないやがらせの電話が昼夜問わず、真夜中でも返済を迫る電話をしたり、自宅に夜中に来て大きな声で返済するように脅かしたり、職場に来て返済の脅かしを掛けたりする行為が割に平然と行われていたようなのです。

まさに暴力団紛いの行為と言って良いものだったのです。そのような怖い強引な取り立てもあって当時は「サラ金地獄」という言葉が巷で流布したことでサラ金のイメージはとても悪くなったのです。

しかし、そのようなサラ金のネガティブなイメージから脱却するために、今日のサラ金ではそのような電話のいやがらせやヤクザ紛いの取り立ては絶対にしないのです。また、今ではサラ金とは言わずに消費者金融と呼称するようにもなったのです。

ただし、ひとつ注意して欲しいのは、サラ金でも悪徳金融や闇金紛いのところでは返済を延滞するとサラ金からの電話のいやがらせがある可能性は高いことです。だから大手サラ金や正規で合法なサラ金を利用している限り、サラ金からの電話のいやがらせはありませんよ!
(⇒闇金はまだまだ存在しています

だから安心して利用してください。でも返済をきちんとすることは利用者の義務であることを忘れないでくださいね。

滞納時にサラ金からの電話のいやがらせはあるのか

サラ金は消費者金融のことを指します。ヤミ金とは違い国から許可を得て金融業を営んでいます。では、そんな許可を得て営業しているサラ金からの電話のいやがらせはあるのかというと、近年では厳しく取り締まられるので皆無と言っていいでしょう。まず、電話で嫌がらせをするということ事態が迷惑行為となるので、貸金業法に違反というよりは貸金業かどうか関係なく違法行為です。(参考ページはこちら→金融業者からの連絡は最小限です

滞納者への連絡や取り立て行為は貸金業法に基づいて行わなければなりません。守らない場合は消費者金融側が厳罰を受けることになり、場合によっては業務停止に追い込まれます。その為に近年ではそういった迷惑行為はまず行われていません。もし被害に遭ったらすぐに消費者センターに相談することが大切です。電話は午後9時から翌朝8時までの間はかけてはいけません。つまり夜間に電話がかかってくるだけでも違法であるので、すぐに自治体の消費者センターに相談しましょう。

もちろん職場に押しかけることも迷惑行為とみなされるので禁止されています。借金の存在を周辺の人物に知らしめる行為が禁止されています。自宅に行くことは禁止されていませんが、近所の住民に借金の存在を知らせる行為が禁止されています。つまり、ドアに張り紙などをする行為も違法であり、もし張り紙をされた場合は張り紙を証拠として保管しておくことが大切です。債務者が不在でしつこくインターホンを鳴らす行為も近所の住民に借金について知らせるきっかけを作ります。

債務者に退去を命じられた場合は、即座に立ち去らなければなりません。これらの法律に守られているので、取り立てを不快に感じた場合は避けることが出来ます。しかし、直接自宅に来られるというのは相当数の連絡を無視した場合に限ります。滞納をした場合は新たな返済日を守って、計画を立てて返済することが大切です。取り立てを無視しつづけると、いずれ行政執行による財産の差し押さえが行われます。

【参考ページ】
金融業者はしっかり選んで使おう