昔、アップルというサラ金でお金を借りたことがあります。すでに完済したものの長い間融資の電話がかかってきたりしていましたが最近は全くありません。今はお金を借りないといけないような生活はしていませんが、ふとアップルのことを思い出しました。今もアップルはあるのでしょうか?

今もまだある?サラ金のアップルという会社について

アップルは株式会社ドリームユースという福井県にあった会社が運営していた金融のブランドですね。今はもうありません。現在は株式会社ドリームユースも株式会社DFSと社名を変更し、名古屋に拠点を移しています。ただ、日本貸金業協会に名前はありますが経営の実態はつかめませんが営業されているのでしょう。

2010年にグレーゾーン金利が撤廃され、それに伴う過払い請求訴訟問題が各地各会社で相次いで起こり、多くの金融会社が倒産や廃業を余儀なくされましたが、アップルのその波に飲まれて経営難に陥ったようです。

・グレーゾーン金利

金利に関する法律は利息制限法と出資法という二つの法律があり、利息制限法に定められている金利は、10万円未満であれば20%、10万円以上100万円以内であれば18%、100万円以上であれば15%と規制されています。出資法では上限金利が29.2%までとなっています。

出資法では上限を超えると罰則が科せられているのに対し、利息制限法では上限を超えても罰則はありませんでした。そのため、利息制限法の上限を超えて出資法に定められた金利を取る業者がほとんどでした。この利息制限法の上限と出資法の上限の差の部分をグレーゾーン金利と呼びます。

利息制限法の上限を超えた金利を取っても罰則はありませんでしたが、利用者は超過分の金利を支払わなくてもよく、支払っていた分を返還要請できます。2010年の法改正によりグレーゾーン金利が撤廃され、グレーゾーン金利を支払っていた人たちが返還を要請するようになります。これが過払い返還請求訴訟です。
(⇒現代の適正金利について

過払い請求は10年前に遡って請求することができます。過払い請求訴訟によって倒産した会社の債権は他社に譲渡され、譲渡された会社から過払い金の支払いを受け取れるようになっているようです。受取金額は減る事もあるようです。過払い請求については弁護士事務所や司法書士事務所に相談に行くと契約書や履歴がなくても利用した会社さえわかっていれば調査をしてもらえます。アップルについては過払い請求を請け負っている弁護士事務所もあります。

審査基準を緩和したアップルというサラ金のサービス内容

アップルは一万円単位からの融資にも対応してくれる良心的なサラ金です。そのため、少額の融資が必要な際には、最も利用しやすいサービスとなります。この業者の大きな特徴としては、他の消費者金融系の業者よりも審査基準が緩和されており、お金が必要な場合には、アップルのような審査基準を緩和した中小規模の消費者金融系のサービスは非常に頼りになります。(参考ページはこちら→簡単審査でお金を借りる

大手の消費者金融系のサービスは、銀行並みの審査基準を採用しているところも多く、融資を受ける際には長期的な時間が必要なケースもあります。また、大手の消費者金融からの借り入れでは、金利が低く設定されている事もありますが、これは最大の融資限度枠を獲得できた場合に限られており、そのほかの場合は中小規模の消費者金融と大差が無いケースも多々あるのです。しかし、アップルのような中小規模の業者は、積極的に融資を提供していることもあり、審査基準を緩和して、より多くの方にサービスを提供しています。

また、アップルの審査では融資までの時間の短縮を行うため、必要最低限の条件を満たしていれば容易に審査に通過できるという利点もあります。そのため、過去に債務超過などの大きな事故情報の履歴が無いような場合には、スムーズに審査に通過出来るようになっているのです。これは大手の金融機関では難しいことで、ノンバンクに特有の審査基準の柔軟さがこの業者の大きな利点となっています。(参考ページはこちら→金融業者の利点をフルに活かす

そして、アップからの融資は、使用使途が限定されない為に、利用可能な範囲が広くなります。この審査は各項目の確認に要する期間を早めるため、コンピューターで自動的に診断されるもので、個々の申込者の個人情報が詳しく評価され融資が決まります。この評価により金利や融資限度額が決定するシステムとなっているのです。通常の大手金融機関からの借入では、審査の条件を満たす事が困難になり、希望通りの融資を受ける事が難しくなりますが、アップルのサービスを利用すれば、希望条件に近いかたちで使用使途の限定されない融資を受けることが出来ます。